宇都宮那須烏山線その1(快安道補) part4

宇都宮那須烏山線その1(快安道補) part4完成物件進捗状況

ついに降ってしまった雪も那須烏山では大きな積雪も無く

工事への影響も少なく済み、ほっと胸を撫で下ろしています。

良好な天気が続く反面、気温のほうは乱高下し、暖かい日と寒い日

一日でも寒くなったり暑いほどであったり気温は暖かくても風は冷たいなど

体調を崩す要因となっているかと思います。

皆様体を壊されませんよう、気をつけてお過ごしください。

 

さて今回はその1で紹介させて頂きながら

長らく報告をしていなかった箇所の報告をさせて頂きます。

結果を先に申し上げますと、2/2を以て作業を完了致しました。

ですので今回は作業を写真で振り返り

順を追って説明したいと思います。

構造物の撤去が終わり、全体を軽く整地、丁張を掛けた状態です。

工事はここから始まりますが

見どころは側溝の入る位置を赤くマーキングしているところ。

この時点から側溝の位置を強く意識しています。

設置する構造物の形がそのまま道路の形

道路の幅へと影響してしまうからです。

床掘り風景、道路は何層もの砕石によって地盤を造り

車などの重量を支えるように作られます。

そのためにまず地面を計画まで深く掘り下げます。

丁張の間に糸を張り、糸から地面の高さを測ることで

深さの管理をしています。

床掘り完了風景、箱堀りとも言います。

石を敷き詰めるための箱を作っていると

考えるといいのではないでしょうか。

今回の現場では床掘り時点で多くの湧水が出てきました。

そのままでは地盤に悪影響を与えることが考えられたので

暗渠排水、地面に水を取り込むパイプを入れることで水抜きを行うこととなりました。

周りを単粒という水を通す砕石で埋め戻して完了です。

道路の下地となる無効層と呼ばれる層の完了写真です。

このように砕石を敷き、締め固めていくのですが、栃木県の土木工事共通仕様書に基づき

厚さ20cm以上の砕石を一度に入れてはいけません。

その為、1層ごとの厚さ管理、締固め状況の確認を行い

道路として必要な支持力に高めていくことになります。

と、その前にもうひとつ重要な作業、側溝の設置があります。

最初に書きました通り

側溝の位置が道路の幅や線形に大きく影響を与えてしまいます。

また舗装の完了した道路の高さが側溝の頭と同じ高さになりますので

砕石厚を確かめる目安となります。

丁張も新たに掛け直し、側溝をふせていきます。

 

少しづつ高さが上がっていっているのがわかりますでしょうか?

最後の写真は下層路盤という層の写真であり

ここから上層路盤、基層、表層という過程を経て

皆さんが知る道路となっていきますが

今回の工事ではここで完了となります。

 

下請け各社、周辺住民の方々、ご協力ありがとうございました。

この道路の完了で進捗率50%といったところです。

次回は烏山線の線路を挟んだ向こう側、地山の掘削を行っていきます。

引き続きご協力よろしくお願いします。

 

 

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