SGET栃木メガソーラー発電所建設工事part6

SGET栃木メガソーラー発電所建設工事part6完成物件進捗状況

土方殺すにゃ刃物はいらぬ、雨の3日も降れば良い。

様々なバリエーションで語られる都々逸ですが、土木関係者に留まらず一般の方でも一度は聞いたことがあるような言葉かと思います。

ここ最近の天気はまさに土方殺しと言える散発的な雨であり、我々管理者もやきもきとする毎日です。

兎角水というものは土木の天敵であり、何をするにもまず解決すべき事柄であります。

その影響をとても強く受けている場所、前回Part3で紹介させて頂いたNo3調整池の進捗をご報告します。

(まだ見ていない、忘れてしまったという方はこちらへどうぞ)

DSCN2082

No3調整池正面

さて、何故この場所が一番の影響を受けているかといいますと、前回ご紹介させて頂きました通り。

No3調整池施工前

窪地であり、それを活かした掘り込み式という方式にあります。

当然のことながら水は低いところへと流れていきます。

調整池という性質上、水が集まるところでなければならないのではありますが。

No1やNo2は沢をせき止めるダム式であったために仮堰堤を造るなどして流れ来る水を止めて(または迂回させて)作業が出来ました。

ですがNo3では掘り込み式ということでそれが難しく、周りの山々から流れ入る水との戦いとなりました。

DSCN2078

流れ入る水で法面などが侵蝕されないようにブルーシートでガード。

水道を塞がずポンプで上水を排水。

また土砂が流れ込み足場の悪い中での作業となりますので。

DSCN2079

足場を組み、ブロック積みの作業員の安全などにも配慮致しました。

また前回地域貢献の一環として修理した側溝も活躍しました。

DSCN2083

唯一の迂回路となり、現場に影響の少ない排水ルートへと入れることが出来ました。

情けは人のためならず、といったところでしょうか。

来週には天気も持ち直し、晴れ間が見えてくるという予報に期待しつつ、安全作業を心がけていきたいと思います。

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